健康が訪れる場所

一日の始まりを考える。
ぐっすりと寝たあとすぐに行動を起こす。
あらかじめ決められたものは足枷になる。
出来るだけシンパシーを感じる方角へ舵を取る。
食がその日の体調を管理する。
原始から変わらぬ法則、空腹なら食に彷徨う。
人を喰えば目付きが変わり、野菜を食えば顔もほころぶ。
食は欲にあらず、あらかじめプログラムされた生命維持のサイクル。
自然とそこにあるものを頂く。

服装を気にする不自然さ、毎日シャワーを浴びる規則感、山にでも篭るのかと人は言うが、人間にまで成り下がり何がしたい。
ピラミッドの天辺には、魚も居ないし卵もない。
毒で麻痺した死生感と共存する紙幣。
一歩ずつ踏み出すしかない。

命を頂くなら自分で殺せ。
腹を満たすなら畑を耕せ。
生きる術が無いのなら周りを生かせ。
サヴァイヴするなら街より外で。
気狂いピエロは踊り狂う。
生の喜びを知らずに死んでいく。